毎日の掃除に欠かせないモップや雑巾、スポンジ、洗剤のボトルなど。
気が付けば古くなっていたり、ボロボロになっていたりするものですよね。
でも「これってどう捨てればいいの?」と迷うことも多いはずです。
この記事では、家庭でよく使う掃除用具をどう処分すればいいか、リサイクルのポイントも合わせて紹介します。
家庭でよく使う掃除用具の処分方法
掃除用具は種類ごとに捨て方が変わります。間違えると収集日に出せなかったり、環境に負担をかけることもあるので注意しましょう。
■雑巾・ボロ布類
使い古した雑巾やタオルは、燃えるゴミで出すのが基本です。油汚れがひどい場合は、一度乾かしてから処分すると臭いを防げます。
■モップやフロアワイパー
布部分は燃えるゴミ、柄やヘッドがプラスチックなら燃えないゴミ、金属部分があれば不燃ごみや小型金属に分けて処分します。
分解できない場合は「粗大ゴミ」として扱われることもあるので、自治体のルールを確認しましょう。
■スポンジやブラシ類
ナイロンや樹脂製は燃えるゴミでOK。ただし金属のたわしは不燃ゴミに分類されます。
■掃除機の紙パックやフィルター
紙パックは燃えるゴミ、フィルターも基本は燃えるゴミです。プラスチック製の部品が大きい場合は分別が必要になることもあります。
■洗剤ボトルやスプレー容器
プラスチックボトルは洗ってから資源ごみ(プラマーク)に。
スプレー缶タイプは必ず中身を使い切り、ガスを抜いてから「資源ごみ・缶」へ出しましょう。
リサイクルを意識した掃除用具選びと工夫
捨て方を工夫するだけでなく、最初から「リサイクルしやすいもの」を選んでおくのも大切です。
■替え部分だけ交換できるものを選ぶ
フロアモップやトイレブラシは、全体を捨てるのではなく布やブラシ部分だけ交換できるタイプがおすすめ。ゴミが減り、コストも抑えられます。
■自然素材の掃除道具を使う
麻や綿、木などの素材は燃えるゴミとして処分しやすく、環境への負担も小さくなります。見た目もシンプルで、長持ちする製品が多いです。
■洗剤ボトルの詰め替えを活用
ボトルごと買い替えるのではなく、詰め替え用パックを利用すればプラスチックゴミを大幅に削減できます。
■掃除道具を「最後まで」活用する
古くなった雑巾はベランダ掃除や靴底拭きに。使い古した歯ブラシは排水溝やサッシの溝掃除に。使えるところまで使い切るのも立派なエコです。
掃除用具の処分は「燃える」「燃えない」だけでなく、分別やリサイクルを意識することが大切です。
また、最初からリサイクルしやすい掃除用品を選び、使い切ってから正しく捨てることで、環境にも優しく暮らせます。
毎日の掃除と同じように、捨て方にも少し気を配ってみませんか?