少しの傷なら応急処置できれいにできるフローリングの傷
いつもピカピカに磨き上げられたフローリングの床に憧れているという人は、多いと思います。
木材の持つ温かみやナチュラルな感触が魅力のフローリングは、掃除もしやすく快適に過ごせるというメリットがある反面、傷がつくことも多いので、メンテナンスには十分に注意する必要があります。
万が一フローリングに傷がついてしまった場合でも、少しの傷であれば家庭で応急処置を施すことができます。
まず、フローリングが少しだけ傷ついてるのであれば、アイロンを当てることによって補修することができます。
用意するのはアイロンと厚手のタオルか雑巾だけ、それとコップ1杯の水だけです。
まず最初に、タオルか雑巾を水に浸して固く絞ります。
タオルをフローリングの傷の上に置き、その上からアイロンをかけます。
アイロンをあまり動かさずに60秒間ほどあてますが、この間にタオルの水気がなくなるようであれば、コップに用意してある水を少しずつかけてタオルを常に湿った状態にしておきます。
60秒間アイロンを当てたら、再び湿らせたタオルの上からアイロンを60秒間あてる作業を3回ほど繰り返します。
こうすると、傷がほとんど目立たなくなります。
ハンドクリームや傷消し専用ペンを使う
フローリングの軽い引っかき傷は、ハンドクリームを使っても修復することができます。
傷がごく軽い場合、木材にはダメージがなく、表面のワックスだけに傷がついていることも多いものです。
このような場合には、乾いた柔らかい布にハンドクリームを含ませて、傷の部分にそっと塗り込むようにするだけで傷が目立たなくなります。
フローリング専用の傷消し専用ペンやクレヨンなども市販されていますので、傷が少し目立つ場合にはぜひ使ってみましょう。
傷がより深い場合には、補修ペンよりもクレヨンのほうがおすすめです。
まず最初に、フローリングの傷のある部分の汚れやホコリをきれいに拭き取っておきます。
補修クレヨンで傷跡をなぞり、傷の部分に埋め込むような感じにします。
はみ出したクレヨンはプラスチック製のヘラで取り除き、乾いた布で拭き取れば完成です。
フローリングの傷を防止するコツ
フローリングの床は椅子を引いただけでも傷がついてしまうことがありますので、床に傷をつけずに椅子を動かせる椅子脚キャップやチェアソックスなどを使うのがおすすめです。
ダイニングがフローリングの場合には、ダイニングテーブルの下にマットを敷くことでも傷を防止することができます。
掃除機についても、モーターヘッドのついている掃除機はデリケートなフローリング床の表面を傷つけやすいので、モーターヘッドをON・OFFできるタイプの機種を選ぶといいでしょう。