賃貸物件での鳩糞被害

賃貸物件は、鳩糞の被害に悩まされることがある

賃貸物件を借り入居したあと、鳩糞の被害にあうことがあります。
駐車場に車を停めていたら鳩などの烏に糞をたくさん落とされて、ときには車体が白くなってしまうケースも見受けられます。
鳥の糞は意外と油断できず、そのまま放っおくと塗装を痛めてしまい、剥がれやサビなどにつながってしまいます。

また、糞があちこちに落ちていると、見た目にも汚くなってしまいます。
汚れが目立つとせっかく住んでいるマンションが綺麗でも不潔な印象になってしまうため、なるべく綺麗に保ちたいところです。

ただ、鳩糞の被害の対応はケースバイケースで、借主の責任になることもあれば、マンションやアパートの管理会社に対応してもらえることもあります。
ここではそれぞれのケースについて紹介します。

管理会社の責任になるケースを紹介

まずは管理会社や物件のオーナーの責任になるケースとして、「ベランダに鳩が住み着いていた」という場合が挙げられます。
鳩が巣を作るとそこにたくさんの鳩が群がるようになり、糞被害の原因になります。
これを定期的にチェックするのは、管理会社の責任です。
見つけ次第相談することで、巣の除去などの対応を管理会社負担で行ってもらうことができます。

また、「入居時にすでに鳩糞で汚れていた」という場合も、管理会社に対応してもらうことができます。
この場合は明らかに借主の責任ではないため、管理会社がスムーズに対処してくれます。
具体的には清掃員が糞を掃除してくれて、巣がないかをあらためて確認してくれます。

さらに「マンション・アパート全体や共用部に、鳩が常に寄り付いている」という場合も、管理会社の責任になることが多いです。
マンション全体にわたって鳩が来るということは、その建物自体に何らかの原因があるはずです。
この原因を特定して改善を図るのは、管理会社やオーナーの責任と言えます。

以上のような場合であれば、自分の責任にはなりません。
糞の対応をしてもらうのに特に費用がかかることもないため、安心して良いでしょう。

借主の責任になるケース

上記以外の場合は、借主の責任になります。
例えばベランダにたくさんの物を置いたり、ゴミなどを放っておいたりすると、鳩が寄り付きやすくなることがあります。
こうした場合は管理会社に対応してもらうのは難しく、自分の責任で対処する必要があります。
また、玄関などを汚くしているのも、鳩糞被害の原因になりやすいです。

このように鳩糞被害は、それぞれのケースで責任が誰になるかが異なります。
ここで紹介したのは一例のため、これに当てはまらない場合もあるかもしれません。
どうすれば良いか分からないときは、まずは管理会社に相談してみましょう。
その上で責任がどのようになるかが決まるため、そこであらためて対応を考えると良いでしょう。